色覚異常の人の見え方を体験できるアプリの紹介

こちらのページでは、実際に色覚異常の方がどのように見えているのかを可視化するアプリをご紹介いたします。

色覚異常は、男性の20人に1人が発症すると言われております。
つまり、仮に1クラスに80人の男子学生がいれば、4人は色覚異常がある可能性がある、という計算になります。
想像されるよりずっと多いことに気づかれる方もいらっしゃることでしょう。

そのような学生さんから、
授業スライドなどで使用されている「強調文字」が、逆に見えにくくなっていて困る
というご意見をいただきました。

しかしながら、色覚正常の人が、どのような強調文字が見えやすく、どのような強調文字が見えにくいかを詳細に判断することはかなり困難なことと思われます。

そこで今回は、以下のような、色覚異常を持った人が実際にはどのように見えているのか、を体験できるアプリをご紹介します。
これを用いることで、自分のスライドが実際にどのように見えるかを確認することが出来るので、事前に色調を調整することが可能となります。

そのアプリがこちらです↓

「色のシミュレータ」 https://asada.website/cvsimulator/j/

Apple storeでも、Google playでもどちらも使用できるアプリです。もちろん無料です。

使い方は簡単で、アプリを起動して、自分のスライドを写真に撮れば、色覚異常の場合どのように見えるかが分かります。

例えばこんな感じです。上段が正常の色、下段が色覚異常で見える色です。

上から、黄色、赤、緑です。

ここから分かるのは、青(紺)地に赤文字というのは壊滅的に見にくい、ということです。

強調したい場合は、

太字にする

下線を引く

コントラストを考慮して色付けする

などの工夫が必要です。

他にも見えにくい色の組み合わせは存在します。ご自身の授業資料が見にくくなっていないか、ぜひ1度確認してみてください。